ポール: 怪しすぎるお誘い

とある夕方の隙間時間を利用して私はまたマッサージへ出かけた。長女の家庭教師の隙間時間、少ししか時間がなかったので45分のフットマッサージにした。たまたまフットマッサージが割引の日で、2割引でラッキーだった!

前回担当したのは女性マッサージ師だったが今回は男性のようだ、一瞬怯んだが、まぁ足だし良しとした。結論からまぁ良かったのだが最後の方になり、どこから来たの?日本?今日初めて来たの?など、お決まりのトークを交わした。結局1時間位マッサージをしてくれた。終えてから、受付に支払いに行く途中、カーテンで仕切られたマッサージブースを移動するのだが、私が座っていた隣の席に別のマッサージ師の男性と目を合った。そのマッサージ師、後にポールと判明、は、必死に私と目を合わせようとして、笑顔でウインクをして来た。エディマーフィーを若くして、少し崩したような褐色の男性だった。

f:id:happywm:20160806011750j:image適当に私はポールのウインクを流して、そのまま受付へ向かった。このお店はビルの3階にあるのだが、そこで支払いを済ませ階下に降りようとしたところ、先程ウインクしてきたポール兄ちゃんが、ドアを開けてくれ、そのまま階下までついてくるではないか。彼は2階のカフェ部分を指差してこう言った。ちょっとこっち座って話さないか?僕は日本人の友達が居るんだよ。日本人はナイスだよね!
はいはい、来たよ。兄ちゃん、仕事サボってないで早く戻れよ。

私は急いでるから座ってる時間はないわと言い、階段を下まで降りかけた。するとポールは下まで送っていくと言う。彼の言い分はこうだ。明日もう一回マッサージに来ないか?僕は○○の時間帯に居るよ、と夜の時間を指定💢

そんな夜行けるわけないでしょ。

今度はあなたが僕を指名してくれたら、君が支払う額の半分を僕が負担するから。これはスペシャルだ、君は初めての客だから。(私、2回目って言ってるのに聞いていない。)あと、これは内緒だよ?受付で僕を指名するときも、その特別振替?については、レセプショニストには言っちゃダメだよ?
は?最初は意味がわからず。あなたはこのマッサージ店のオーナーなの?と聞くと途端に肩をすくめて、ノーノー、オーナーではない、僕はポールだと言う。

ポール、単なる従業員か。気持ち悪いわっ!行くかっ!私は、あ、そう、わかったと軽く伝えてさっさと引き上げた。⇦あまりキツくも言えないチキンな私。

フィリピンではスリに遭うと聞き、私は金目のものは、結婚指輪すら日本に置いてきた。子供なしで単体で動いていると、フィリピン人兄ちゃんの視線が痛い、いや、熱い。アジア人は若く見えるようで、私の年齢を伝えたらめちゃくちゃ驚いていた。20歳の学生に見えるだって(狂喜)。マッサージ店の従業員じゃなくて、島のオーナーにでも言われたら立ち止まるわ😎