学校イベント見学(Neutrition Day)

毎朝通学のためにトライシクルを捕まえるため、コンドミニアムの敷地を出て5分以上歩きハイウェイに出てから声をかけて交渉する毎日。面倒なので、月契約で敷地内まで迎えに来てもらえたら理想的だなぁと思っていたら、チューターが知り合いを紹介してくれると言う。こういうのはあまり当てにできないよと日本人の方から聞いていたが、とりあえず話を進めてみた。こちらとしては月から金まで毎朝部屋の前までに7時30分に来て欲しい。(ますます歩かなくなるね。。)

昨日チューターが来ている時間にドライバーの彼が我が部屋まで会いに来てくれた。金曜日は毎日バイクがないので送迎は無理だと言う。なのでとりあえず月から木までお願いした。きちんと時間通りに来てくれたら相場の倍を払う事にした。これで早めに家を出ずにすむし、炎天下の中ラッシュアワーに何台も交渉を毎朝しなくて済む。フィリピーノは時間にルーズと聞いたので、時間通りに来なかったら学校に遅刻するから先に行くね(=自分で別の探すからね)とはっきり言っておいた。

とはいえ学校も皆、基本遅い。7時30分から空いている事務の人もいつも来られるのは7時45分だし、朝礼が始まる時間に揃っていることはない。授業開始時間にも先生が居ないことも。と思うとそんなに私も7時30分からに拘る必要てないんだろうか(-。-;

彼は以前も韓国人の専属ドライバーを月極でやっていたらしい、僕は時間にPunctualなんだと誇らしげ。オーケー、あまり過大な期待をせずに待ってるわ、頑張ってくれ。これまで何とかなってきたので、いざとなれば割安な方法で自分で捕まえられる事がわかったし今はそんなに心配していない。

 

さて今日はNeutrition Dayと呼ばれるイベントだ。良かったら参加してねと先生には言われていた。午前中は主にワークショップ(スイカ彫刻?など)と聞いている。午後から各学年の食物に関する衣装コンテストと、出し物(ダンス)である。毎月催しており、We develop individual's talents!と先生が力説していた。

せっかくなので午前中から、見学に行こうかと思っていた。しかしながらフィリピンに到着して3日目位から喉がずっと痛い、排気ガスのせいな気がする。口内炎も毎日増えていくし、ビタミンB2が足りなさそう。。加えて今朝目覚めたら偏頭痛で頭がぼーっとする。そしてフィリピンに来て初めての雨が降っている。大事をとって、今日は午後から参加することにした。次女が最近、私が疲れた時に、Can I get you water?と言ってお水を入れてもってきてくれる。今朝も持ってきてくれた。Thank you! と言うとYou're welcomeだと。

午前中は子供達をチューターに見てもらおうと思ったが、彼女の都合が合わなかった。仕方がないので2人を連れて午前中は買い物へ。チューターが使用するホワイトボードを買いに行った。日本の100均以下のクォリティのものが500円程する💢いたしかたないが購入。他にも子供の暇つぶし用のお絵かき用の紙や、バービー人形とは決して違う、お人形を買った。早速子供達が遊んでいるが、やたらと毛が抜けまくり、どんどん毛薄になっていく、、このお人形の設定は若い女の子なのに、、。部屋の床がナイロンの毛だらけである。面白いのが、2人の人形遊びのなりきり言葉が英語になっている事である😚

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買い物を終え、お昼はダウンタウンで食べて帰り、その足でいったんアパートに荷物を置いて学校まで向かった。1時からイベント開始と聞いていたが、我々は1時半過ぎに遅れて到着💦だが心配しなくても、イベントはまだ始まっていなかった。保護者もまだちらほらとしか居ない。

程なくしてイベントの司会進行が始まった。Vegetables and Fruit Costume Contestのスタートである。各学年が衣装を着てDesign、Creativityなど、幾つかの項目について採点をし競っていく。それぞれの衣装は工夫されており、葉野菜が直接貼り付けてあったり、オクラを一周頭に巻きつけて冠にしている。ノリノリのフィリピーノは、ファッションショーのように舞台をモデル歩きして、会場の皆からは拍手喝采。f:id:happywm:20160728213403j:imagef:id:happywm:20160728213412j:image

細かく指導をするわけでもなくきちんと整列するわけでもないので、脱線するし常にザワザワとうるさい。ゆるゆるのイベント、日本式を見慣れているとやはり突っ込みどころは満載だ。面白い。

続いて各学年で競うダンスの時間だ。歌いながら踊るのだが、その歌は替え歌になっていて、食育に関する内容である。きちんと栄養を摂る事の重要さを謳っている。ちなみにKinder2の歌詞は途中タガログ語かピサヤ語が混じるため一部しかわからないが、こんなのであった。
♬ We are the Kinder2, We are so strong, We are so healthy, We are so fit. ♬
うーん。。

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各学年の出し物が終わると、校長先生から生徒たちへスピーチ。

毎日必要な栄養は?ビタミン以外に何が必要?先生が問うと、生徒たちが、PROTEIN!と会場で叫ぶ。スピーチが冗長で退屈で、子供達が帰りたいと言い出したのでお先に失礼する事に。チューターが来る時間も迫っていたので、急いでトライシクルを捕まえた。ところが学校の前で捕まえたドライバーがあまり英語ができず目的地を聞き間違えていたようだ。全く縁もゆかりもないところにおろされかけた。普段15分程で済む帰路に30分以上かかった。朝の雨が止み、雨上がりの炎天下の中、トライシクルに揺れられているうちに、子供達は寝てしまった!最初は緊張していたこの乗り物で、もう寝られるようになったとは、あっぱれ。

f:id:happywm:20160729074540j:image部屋に到着したのはチューター開始時間ぎりぎりだった。

夕飯は、卵と茄子と南瓜のオイスターソース炒め。ご飯も炊いた。段々食生活も豊かになってきて、荒んだ気持ちも穏やかになってきた。f:id:happywm:20160728220535p:image体調管理だけは気をつけないといけない。

子供達は夕方から夕飯を挟んで夜9時過ぎまで小中学生が集まり外で遊んでいた。姉妹2人でいるとすぐに喧嘩をするので、お友達と遊べるのは有難い。大満足の1日であった。

登校2日目 Proper class!

今日から正式な?ビジターとしてきちんと通学する日だった。朝からトライシクルを捕まえるために、コンドミニアムを出てからもそこそこ歩く。今日もI pay more!と叫んでドライバーと目を合わせて、タイミング良く捕まえる。だんだん慣れてきた。最近は次女も積極的に一緒に手を上げてトライシクルを止めようとする。昨日は次女は終日ダンスレッスンだったので、まともな授業は今日が初めてだ。融通の利かない長女はやっと日本で想像する授業らしい授業を受けられる予定で嬉しそうである。

ちなみに心配性の長女はまさかのKinder2に次女と一緒に参加したいと言い出した。長女は普段、自由奔放な次女にいちいちあれダメこれダメと素行を注意するので、次女は私のクラスに来ないでよー!とーご立腹。。笑 

フィリピンでは飛び級も普通にあるので、生徒の年齢は様々である。実際に2年生のクラスに日本の5年生位が混じっていたり。なのでさほど見た目や年齢の差は気にすることはない。英語がまだイマイチの外国人はインター初年度は1つ下げて参加することが多いようだ。で、本当にKinder2でいいの?head shoulders knees and toes♩とか一緒に歌って踊ったりするんよ?って言っても、次女の隣に座るという。という訳で朝からまた、担任の先生と、学校事務の方にお願いをして登録変更をお願いした。ここでも別にNot a big issueという感じで、さっさと対応してくれる。全体に緩いしテキトーなので、柔軟でラクだな。。ビジターなのでーレギュラー生徒とは扱いは違うのかもだが。

 

今日も一応ずっとついてて欲しいと言われたので1人授業参観状態。昨日に続き、2人の横にどうぞー💓と先生が椅子を用意してくれたので、一緒に授業に参加。フィリピンでは幼稚園4歳から英語の読み書きが始まる。Kinder2は年長に当たるのだけど、今日はちょうどフォニックスの勉強だった。確かにきちんと習っっていない2人にはちょうど良いのかも。

 

学校初日!

一悶着あったが、最終的に幼稚園、小学校を決めてきた。最後に見学した街中からほんの少し離れている、滞在先の部屋からトライシクルで15分位のところだ。今朝も朝からトライシクルを、捕まえに頑張った。数台断られたが4台目位で、相場より多く払う!て叫んだら乗せてくれた。笑

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私立一貫校で幼稚園から大学まである。マンモス過ぎず、アットホームで、出会う人みんな感じの良いところである。

6歳次女は、kinder2に。8歳長女は、grade2(小2)を見学させてもらう事に。たまたま今週木曜が学校の毎月のイベントデーで、各学年がダンスや歌を披露する事になっているそう。grade2では、大学生の教育学部の生徒が、'ウサギとカメ'のお遊戯を英語でお披露目するところであった。f:id:happywm:20160727173437j:image

次女は、女性の先生が担任。木曜のイベントのために、いきなり朝イチからYouTubeを見てみんなでダンスタイムであった。次女も参加する事になるが、私の手を離さないので、流れから私も一緒にダンスをする事に。ガッツポーズをしたり、指をさしたり、一緒になってやった。結構みんな真剣だ。先生の振り付け指導にも熱が入っている。面白い。笑

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長女はあれだけ離れないでと言っていた割には、私が目を合わせてもプイとしている。長女のクラスでも木曜日のイベントのために、延々とダンス振り付けとなり、普通に座学を期待していて、かわいい筆箱と日本の文具を見せたかった長女は不満気(^^;; 帰りたかったら、いいよ。やめるよ。て話しても、一応首を振るので良いらしい。

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こんな感じで、初日は終わった。学校には午前中だけ参加してもらう予定だ。同じコンドミニアムに住む他の子供達が帰宅して外遊びを始める夕方5時くらいまでが、暑いし暇なので、日本人の方からのアドバイスもあり、午後の隙間時間は紹介してもらったチューターをつけることにした。外国人はよくやるパターンのようだ。長女はやる気である。笑

問題は次女である。座ってることが大嫌い。長女は6歳の時でも、ピアノの先生のレッスンを真面目にこなす子供だったが、次女はじっとしてられない。案の定、開始してすぐに2人が喧嘩を始めた。次女が茶化して邪魔をするからだ。

2人同時は辞めて、上だけにしてみて、交代で次女は30分だけやる事にした。実際は15分位で寝たふりをして成り立たなかった。この子はダンスしたら歌ったりの方が良いのだろう。。明日からどうしよかな。

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ようやく1日の流れを作ることが出来た。明日からここの学校に通うなら、毎日7時過ぎに一緒に家を出て、暫くは学校の終わる11時まで私は学校に滞在しておかないといけない。このブログの書き溜めでもするか。。。笑  私はオプションで通信費を支払い、学校でWi-Fiを使わせてもらえるように申し込みをする事にした。この日は夜に何度も長女が、今日はいい日だった!と繰り返し話していた。何が良かったの?と聞いたら学校に行けたこと、家庭教師と初めてレッスンをした事、自分なりに充実し達成感を感じた日だったようだ。母も嬉しい💝

 

 

娘達の英語力

今回の短期留学の目的は英語を身につけるてよりも日本以外の国の学校に通ってみるていうもの。けれどせっかく行くのだから何か目標を作ろうと思っていた。児童英検のゴールドにしてみよう✨

2人にはこれまでお金をかけて英語教育を熱心にしてきたわけでもない。英会話教室にも通わせていない。それでも今回渡航前に児童英検のお試しをさせてみたところ、長女はゴールド、次女もゴールド、ほぼ9割以上理解して正解をしていた。シルバー、ブロンズは余裕で受かるレベルだった。

 

家庭でしてきたこと。

- 私が音楽が好きなのでYouTubeで音楽流して一緒に熱唱、別に勉強の為ではなく私のため(幼児音楽てよりは、普通に洋楽ヒットチャートみたいな。)なので2人とも結構大人の音楽を知っている。

- 子供向けの音楽を聴かせる。英語のDVDを見せる(かの有名なディズニー教材お古の一部を、上司から貰ったので、それ。)

- アプリで遊ぶ

- 家の中で英語で話しかける

大体日常生活で使う英語は決まってるので生活に必要な言葉や言い回しは大体理解している。読み書きは出来ないが、聞き取れるのと、簡単な受け答えはできる。特に次女は今6歳、旬なのか、発音もバッチリで、いつの間にか1人でボキャブラリーを増やしてきている。夫より普通に上手い。笑

- 私が仕事で普通に英語を使っているのを日常的に見聞きしている。e.g. 在宅勤務の日に、メールのやり取り、Skypeで海外とテレビ会議、海外出張にたまに出かけて居ないなど。

こんな感じで、今回渡航している。もともと自分も中学からの義務教育でなんとかなったし、全ては幾つになっても本人のやる気次第!と思っている。そのため特に幼児英語に熱心になるつもりもなかったのだけど、何かの参考になれば。

学校見学で落ち込む その②

もう2人を連れて学校見学に行くのは限界だったが、灼熱の中、改めて行く手間を考え、私は最後の学校見学に向かうために再度トライシクルを捕まえた。少し街中から離れた静かな場所にある比較的新しい学校である。最初から何となくここが良いなぁと思っていたところを、最後の見学先にせず、最初にするべきであった。が移動の段取りを考えたらこれが1番効率が良かった。しかし子供達の心は効率とは関係なかったんだった。反省。。

これまで見た中では、1番校舎もトイレも綺麗、まだ建設途中の箇所も多くある。規模も大きすぎず小さすぎず。各学年一クラスで、人数は15人前後。次女はそれでもこんなトイレ嫌だぁと言うてたが。

事務の方も感じよく、ウェルカムな雰囲気で対応もフレキシブル。当初聞いていた話だと、事務員は言う事はコロコロ変わるから要注意、との事であったが、私が出会うスタッフはみんなナイスで、スムーズに今後の話をつけられた。

4年生以降はiPadを授業で利用するのが特徴。先生はとてもフレンドリーで保護者との距離も近い。温かい雰囲気で私はやはりここがいいなと思った。時間割も確認して、2人のレベルにあった学年のクラスも見学をした。母国語フィリピン語の授業は、英語の授業に代えて貰うもしくは自習にするなど、対応をお願いしてみた。そこでも最後の最後まで行かないからね!家で家庭教師と勉強する、ママが勝手にフィリピンに連れてきたんだと怒りをぶつける長女。何が嫌なのか教えてくれないと、対応できないから教えて、と何度聞いても長女は答えなかった。トイレなのか、先生なのか、学年を下げたら良いのか。何を聞いても、長女はむっつり黙ってストライキに入った。私は半ば長女を無視して話を進めた。

 

訪れた時間が午前の授業を終えた後であったため、先生らとは話が出来たが授業見学が出来なかった。また明日見学してそのまま入学しても良いよ♪と言われたため申込書等を受け取り、申し込みはいったん保留にし、今日のところは全員で家に戻る事にした。

 

この学校にもし決めるとしたら大変なのが送迎であると日本人女性から聞いていた。フィリピンは暑いからか多くの学校のスタートが日本より早いようで、7時15分〜45分頃までに大抵の学校が朝礼を始める。そのため7時以降の朝の交通渋滞はかなり酷い。
トライシクルは満席もしくは定員オーバーのものが殆ど、乗り合いトラックは寿司詰め状態で、学生がひしめき合って乗り合いをしている。声をかけて呼び止めてもなかなか止まってくれない、1人ならまだしも私達の場合は3人であるため、かなり大変だと思うよ、、毎日の事だからストレスが溜まるよと聞いてきた。ましてやお迎えもあるのである。フィリピーノの中学生以降の子供達も自分で同じく足を探しているため、ローカルの彼らと競って負けじとトライシクルを粘り強く捕まえなければならない。親の送迎バイク、ノンヘルメットの2人3人乗りは当たり前。f:id:happywm:20160729191023j:image

こちらに長期でお住いの方は、大抵が原付バイクの大型版?バイクを購入し我が子の送迎に使っている。何故ならフィリピンでは朝の送迎に加えて昼ごはんのお届け(腐るからか?弁当を朝から持たせる事はしない)もしくは、一度自宅に連れ帰り食べさせるからである。そして夕方のお迎えと、主に母親もしくはヤヤさんと呼ばれるシッターさんが1日3回も送迎をするのは当たり前らしい。。

 

 最後の学校の先生が優しかったからか、ずっとそばにママが付いていてくれるなら良いかも、、と2人が折衷案を出してきた。出会う先生、スタッフの温かい雰囲気は子供達にも伝わっていたようだった。

 

でも学校にはママが行けと言うから行くけど、行ったとしても何も勉強もしないし、先生に呼ばれても返事もしないからねと長女💢しつこい。いや、あんたが学校行きたがってたんやないか、、

しかし私はもう長女に突っ込む元気もなくぐったりとして帰ってきた。

 

午前中は子供達を叱咤激励して何とか過ごしてきたがもう何のパワーも残っていなかった。帰宅して昼ご飯を食べようとせど、炎天下の中、またバイクと交渉して街まで出る元気もなかった。そう言えば素麺持ってきていたなと思い出し、素麺と乾燥ワカメを茹でた。

 

余談だが海外が長い時は私はまずは麺つゆを持参している。醤油より汎用性があり、だいたいがアレンジ料理がカバーできるためだ。今日の娘達に厳しくあたったのは褒められた自分でなかったが、スーツケース1つの中に厳選して持ってきた荷物の中に、素麺と麺つゆを持ってきていた自分の事は、我ながらナイスだったと思った。

 

冷凍庫がぶっ壊れているせいで、氷がなく、生ぬるい素麺とワカメを2人に食べさせた。タンパク質はない。簡易のプラスティック食器に入れたワカメと素麺が昼ご飯。飲み物は水。
戦時中の食事みたいなものを与えても、喜んでモリモリ食べている2人。そんな2人を見て、何だか私は無性に切なく悲しくなってきた。

朝からの疲れと、朝ご飯は白ご飯にふりかけしか食べてさせていな事、昼ご飯は素麺とワカメ。ここ数日タンパク質は外食で食べた油濃い肉のみ、野菜は圧倒的に不足、フルーツジュースを飲ませたくても、100パーセントのジュースに外ではなかなか出会わなず大抵が砂糖たっぷりなので飲ませたくない。他はクラッカー、コーンフレーク、パン。サプリメントを持ってき忘れた自分を恨んだ。圧倒的に栄養不足である。ビタミン不足と、外の排気ガスのせいもあるのか私の肌も心なしか荒れてきた。喉も痛くなってきた。

午前中2人に厳しくあたった事、食事がきちんとできていない事、暑い毎日で何だかしんどい事。子供は学校にも行きたがらない。何のためにフィリピンに来たんだっけか。全てが重なり、私は次第に無口になって表情が沈んで暗くなってきた。

食べ終わった後、勢いを失った私は、ソファに座る長女の隣に座り、話し始めた。もう学校はいかなくても良いよ。何でもいいよ。楽しい経験、日本とは違う経験を積めたらと思って来たんだから、そんな楽しくない経験わざわざしなくていいよ。明日行ってみたいならもう一回行ってもいいし、嫌なら辞めてもいいし。家庭教師の先生が良いならそれでもいいし、それも嫌なら毎日海に行ってもいいし、もはやもう何でも良いよと伝えた。態度が軟化しもはや腑抜け状態になっている私に、長女はポツポツと涙を流しながらやっと本音で話し始めてくれた。
学校に行っても到底授業は理解出来ない。行ってはみたいけど、とても不安なんだと。

私は8歳の時長女みたいに英語はわからなかったし(また別記事で書くが、我が子たちはそこそこ聞く英語はわかる)ここまで一緒に来ただけでもう120点満点だよ。学校でわからないのは当たり前だし、たかだか数週間ビジターするだけなんだから、日本の学校と違うところ見つけてきて、自由研究に書く位で良いと思うよ。最後の先生とかフレンドリーだったしSee you tomorrowて言ってたよ!
と話したら、長女は涙を流しながら、しかし鋭く突っ込んできた。
でもママは8歳の時海外の学校にも行かなかったでしょ?ママはオーストラリアに行く前から勉強してたし、日本にいる時から上手に話せたんでしょ?だから学校に行ってもそんなにびびらなかったでしょ?
私は慌てて、でもママ以外の他の日本人は沢山居たけど、その子達は全然話せなくて、しかも小学校より難しい高校の授業にいきなり参加してたんだよ!すごくナーバスだったろうし、大変だったと思うよ!と力説をしたが、母ちゃんとは到底共感出来ないようであった😅失敗。

心を開いて話し出した長女は、3番目に訪れた中華系の学校なら、ほかの子供達と行けるから、行きたいと言い出した。でも幼児部の空きはないしバラバラ送迎は厳しい。私が数日は少なくとも、それぞれ付いていないとだめだろうし、身体が足りないから無理だわぁ、、、
もうやっぱり学校は辞めとく、、?と聞いたら、どうやら行ってみたい、参加してみたい気持ちはあるらしい事がわかった。

となるとじゃあやっぱり最後の学校に明日行ってみる?先生優しかったし、どう?と聞くと、最後に会った先生のクラスになら行きたいと言った。私はその返事にはあまり過大な期待を抱くのは辞めて、じゃあとりあえず行ってみよう、嫌ならいつ辞めてもいいからね、と何度も伝えた。長女はそこから、急に今から明日に備えて英語の勉強をしたいと言ってきた。今日はもう家庭教師、チューターとは別れたし彼女は予定が埋まっていたから無理だよと伝えたが、慎重派の長女は、準備が不十分で明日を迎えるのが怖いらしかった。自分なりにもう少し理解してから取り組みたかったようだった。彼女のペースを無視して推し進めた事を私は謝った。また大粒の涙を長女は流しながら、ママ大好き、と呟いた😭

 

気がついたらもう日が暮れていた。この日の夕飯も何もない。素麺を繰り返すか、また鍋で米を炊く位だ。新鮮な生鮮食品を買うマーケットが開いている日でないと買い物に行けない。


ちょうど日本で帰宅した夫とFaceTimeで繋げた。夫の食べている夫が作ったらしい冷麺が、かなり眩しく見えた。何食べているの?からに始まり、具は何を乗せているの??と、フィリピンにいる我々3人は食い入るように見た。いいなぁ、、美味しそう、、豪華だねぇ、、、
くたびれ、汗で顔中テカる飢えた私の台詞に、夫が暑いんやな?食べてる?大丈夫??と心配していた。

今朝から食べたものについて、そして今日一日大変だったことを夫に話したら、ハードな滞在である事は共感してもらえた。FaceTime上に映る三女は、額の傷口の包帯はさておき、カメラ前の私に微笑みながらモリモリ食べている。良かったね、、飢えていなくてね、、三女に声をかけた。

私達はどこか外食に行く事にした。日本人の方に聞いて、近くの韓国料理を教えてもらった。

本音でママと話せ少し憑き物が取れた長女にようやく笑顔が戻ってきた。韓国料理では、キンパ(韓国風海苔巻き)、チキン、餃子なども食べられ、子供達は口にあったようで、何度もおかわりをした。久しぶりに沢山食べる子供達を見られた。野菜はやっぱり足りなかったがまともな食事が出来て嬉しかった。f:id:happywm:20160727130714p:image

アジアン万歳。2人の楽しそうな表情を見て、私はようやくホッとすることが出来た。

 

あまり欲張ってはいけない。そもそも私にとっても強烈なこの環境、子供達にとっては何倍も不安とストレスにちがいない。生きてるだけで満点。ここまで来られて120点、楽しんでくれたらもうオプション、最高。何でもいいや。そう思えたら私は少し気が楽になった。

帰宅後、シャワーに3人で入り汗を流して、3人でまた1つのベッドで眠りについた。

 

学校見学で落ち込む その①

2日目の朝がやってきた。昨日買った、ジャポニカ米を鍋で炊き、ふりかけをかけて朝ごはん。後は凍らせておいたバナナ。昨日のスーパーでは、野菜もかなり品質が悪かったし、牛乳は変な味で食べるものがない。便秘も心配なのでたまたま見つけたジャパンブランド、ヤクルトを見つけたのを買ってあったので、飲ませた。ご飯も日本の米と違うから美味しくないと言う娘たちに、食べないと暑さで体力奪われるから食べなさい〜、と無理やり口に入れさせて、出発の準備をした。今日は朝からフィリピン人の家庭教師、チューターの先生と、学校巡りだ。あらかじめリストアップしていた現地の私立インターナショナルスクールの幼稚園が併設された小学校の4、5校を見学して受入先を探す予定。こればかりは、事前に確保する事は難しいようだ。この国は現場現金主義なため、実際にその場で受け入れてもらえて、学費を払い、学生ビザSSPの取得を同時にしてからようやく席確保となる。上手くいけば、その日からどうぞ〜♪なんて事もありえる。何事も前もってきっちり決めたりは文化的には難しいようだ。

まずは滞在先のコンドミニアムから徒歩で何とか行ける学校2校を覗いてみることにした。
長女は昨夜から楽しみにしていたようで、まだ見学だけで決めるのは後だよと話しているのに、リュックにノートと筆箱を用意し、水筒にお水いれて、用意をした。今日から自己紹介をして、そのまま授業を受けてみても良い?とワクワクである。
既に朝から炎天下の中、フィリピン人チューターの女性と私と、それぞれ手を繋ぎ、歩いて行ける距離のカソリック系の学校に向かった。

滞在先のコンドミニアムは綺麗で敷地内も整備され綺麗に整っているが、そこから一歩出ると砂利道を少し歩くと、ハイウエイ、国道にあたる。沢山のトライシクルや、ジプニーと言われる乗り合いトラック?が朝の通学時間には大混雑で通っており、道は砂利道でがたがた、排水も悪くありとあらゆる場所に水たまりというか、汚水が^^; 。匂いもするし野良犬が横たわっているし、通りにある店と店の隙間にある大勢の人混みを手を繋いでくぐり抜けて歩いていく。出発時のテンションから徐々に緊張モードになっていく娘たち。
程なくしてそのカソリック系の学校に辿り着いた。校舎の雰囲気を始めとし、校内は日本のそれとは全く違う。f:id:happywm:20160727003047j:image特に強烈なのがトイレだ。基本的にはトイレットペーパーはない。便座がないところも多い。ここは綺麗な方だと聞いていたが、日本のスタンダードからすると、まだフィリピンに到着して数日の私達にはお世辞でも綺麗とは思えなかった。日本の感覚からすると、この現地でお金持ちしか行かないと思われる私立インターナショナルスクールのトイレでこのレベルである。

カフェテリア、売店、あとは実際に授業中の2人の対象となるクラスも覗かせて貰った。f:id:happywm:20160727002913j:imagef:id:happywm:20160727003006j:image

 

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カソリック系なため、シスターが数多く居る。出会う生徒はみんなきちんと挨拶を教えられてるようで、我々ビジターに笑顔でGood morning visitors!と挨拶をしてくれる。とても礼儀正しく感じは良い。f:id:happywm:20160727002832j:image
事務局と校長室に行ってみた。担当者の英語がイマイチで詳細がわからない場合は、チューターがピサヤ語と言われる現地語で色々と助け舟を出してくれる。
時間割を見せてもらった。宗教関連の時間がある。朝のお祈りタイムもある模様。午前と午後の授業ではなく、幼稚園に合わせて長女も午前のみに参加しようと思っているが、午前に宗教関連の時間で時間を取られると実際の授業時間はいかほど残るのかなぁ。この学校はついでに8月途中に試験期間がある。他にはNutrition Dayと呼ばれる日のイベントデーがあるそう。食育みたいなもんだろうか。実際にはその日は午後はみんなで持ち寄りのお弁当を食べるだけよ、とのこと。さて朝出発してからまだ1時間も経っていない1校目の見学で色々と質問を進めていく途中から、何だか2人の雲行きが怪しくなってきた。特に長女の表情が暗い😨朝の出発の道歩きから段々テンションが下がってきていたのだろう。そして自分のこれから短期とはいえ通う学校がリアルに現実となりそうになってきたところで、こんな学校に行きたくないという気持ちと英語がわからないていう不安とのミックスだろうか。
今日からでも授業受けてくれても良いわよ♪と、学費の案内と共に、学校長の有難いお言葉を頂いたが、やんわり断り、とりあえずすぐ横の韓国資本の2校目の学校へ向かった。そこから長女が本格的な愚図り罵り始めた😱
ママ、私は絶対ここの学校には行かないからね!行かないたら行かない!入りたくない!もう嫌だ、帰りたい。歩きたくない、疲れたー!歩けない!と歩き方も気だるそうに、学校内で挨拶を受けてもふてぶてしい態度に変わっていった。日本語がわからなくても、あからさまに嫌そうな態度で失礼極まりない、でもどうしよう、まだ、2校目なのに(-。-;
今日のチューターも昼までの時間で支払いを予定しているしまだ途中、ここで終わるわけには行かない。
次女も疲れてきてもう帰りたぁ〜いと言っているが、長女のそれとは違う。次女はチューターが手を繋いでくれ、私はしがみついてなかなか動かない長女の対応をした。
2校目は、学校のテスト期間に重なる日が多いのと、イベントでお休みが続く8月を挟むため勿体無いから隣の学校にしといたら?本当はうちに来てほしいのは山々なんだけどねぇ〜!と、ファンキーな校長先生のおじちゃんからは、先程見学に行った学校を代わりに勧められた。笑
横でふてくされてる長女もいたので、細かい質問はほぼせずに、見学のお礼だけを告げて、次に行くことにした。ヤバイ長女を更にひき連れ回し予定通り残りの3校を駆け足で見学に連れて行った。

●中華系インターナショナル
ダウンタウンにあるので、送迎の前後で色々と時間がつぶせる。
同じアパートの日本人のお子さんも沢山通われていたため、候補にあったが、幼稚園部の空きがなかった。(お菓子でも持って事務員を口説けば入れてもらえる可能性ありかも、とフィリピーノを転がす裏口入学の手立ても教えてもらった。笑)

●大学併設の小学校
規模も大きくマンモス校。ビジター受け入れも可能だが、人数が多いだけに放置されそうな雰囲気。事務員も歓迎ムードもやる気もなし。幼稚園部からあるため、長女と次女のキャンパスが離れすぎ=私の送迎が大変
ここの事務所内で、退屈な2人が姉妹喧嘩を始め注目を浴びたため、質問もはしょって、予定していた最後の学校に移動した。ちなみにフィリピンでは、親に子供がたてついたりする事はまずないらしい。なので子供が親にふてぶてしい態度を取っているの見せるとギョッとされるらしい。
その②へ続く

ついに到着!

小さな小さな空港、ドゥマゲテに到着。f:id:happywm:20160726015441j:imageあ、暑い!!!ジリジリ暑い。汗が吹き出して途端に子供達の頭がびしょ濡れに。

大阪の夏と変わらない位かと思ったら、いや、そんな事はない、もう暑いーーーー!!!今は雨季であり、3月〜5月のフィリピンよりは涼しくなったと聞いていたのだけど、そんな事はないではないか。

予めお願いしていた滞在先コンドミニアムのトラックがお出迎えをしてくれた。f:id:happywm:20160726012901j:image

私は家族3人1カ月で、スーツケース1つだったので、このトラックでは大きすぎた。トラックに乗りながら、娘達は初めての混沌としたフィリピンの町並みを見つつ、外国人向け家具付きのコンドミニアムへ移動した。f:id:happywm:20160726015423j:image

ここでは敷地外には、ガードマンが銃を持って立っており、敷地内への出入りは住民しかできない。中は団地のようになっており、各部屋を囲むように真ん中の広場で子供が遊べるようになっている。フィリピン人女性と結婚している欧米人男性や、日本人家族は母子のみの親子らその他、韓国人家族などが、滞在していると聞いている。f:id:happywm:20160726012930j:image

到着後は鍵を受け取り、早速、スーツケース荷物の解体。生活用品のレンタルを有料で受けた。(結論からすると不要だった。買った方が安いし、トラブルもない。詳しく知りたい方はメールください。笑)

全て自らセッティング。。ホテルではないので、全て自分でやらなければならない。すぐ壊れそうなメイドインチャイナの扇風機を組み立て、ウォーターサーバーを組み立て、お水をセット。こんなの日本にいる時自分でやった事なんてない。f:id:happywm:20160729081359j:image
既に汗が吹き出てきて止まらない蒸し暑さ。二階建てで、エアコンはマスターベッドルームにしか付いていないようだ。バスルームは、二箇所あり、一階部分は元々は住み込み用のメイド用に作られている。一階のシャワーは水のみで、二階は温水も出る。バスルームは、トイレと同室?だ。

外国人向け高級コンドミニアムと言えど、フィリピンだし?日本人感覚からすると、突っ込みどころは満載である。冷蔵庫の冷凍部分は壊れている、エアコンは凄い音、シャワーの水圧は弱々しい(フィリピンでは安定した水圧てのはかなり難しいらしい)、窓の締まりが甘い、家具の質も残念。

住民の方に色々と質問をしたり、その後作業を進めているうちに、もう子供達が退屈してきた。汗だくになり、遊びたいとのたまう。しかし外は炎天下の日曜日、誰も外で遊んではいない。今日は買い出しに行かないと何もないし、直ぐにでもトイレットペーパーなど、日用品を買わないと何も出来ない😓

既に私はこの生活を支えるために相当な労力を自分が割かなければならない事に目眩がした。こんなハードな生活をわざわざ選び今夜からの生活に気持ちが折れそうになった。。最初からお膳立てされた語学学校行っちゃった方が単純に良かったのでは。。Wi-Fiルーターのセッティングもまだなため、日本に居る夫と連絡も取れないし、手術をした三女の様子も聞けない💦三女は大丈夫なんだろうか。いや、それより私も大変だ、余裕がない。まだ知り合いもいない為、子供の遊び相手も居ない。

 子供の預け先もないし、ど、どうしよう。何とか、だましだましで、数時間作業をし、ようやく3人で初のお買い物に出かけた。トライシクルと呼ばれるアジア特有?の乗り合いバイクに乗った。すごい排気ガス。。スーパーでまずは、お腹の空かせた子供達をフードコートに連れて行き、何やら色々と買い込んで食べた。デザートに、フィリピン人が横で食べていたカキ氷に次女が目が釘付けになった。where can I buy this?と話しかけていた😮 同じものを買ってみた。f:id:happywm:20160726014010j:image

すんごい色と量。紫のは紫芋だろうか。慎重派の長女と私は一口味見をして、後は次女がほとんど食べた。 

その後は日用品の買い物へ。子供達はカートの中に入って、go-cart代わり。遊んで走って歌も歌うが、フィリピン人もそんな感じで、誰も注意はしないし気にしない。おおらかである。

日用品の買い出しを終え、帰りもトライシクルの運ちゃんに声をかけて部屋まで帰宅した。慣れないシャワーを使いこなし、何とか子供達は汗を流し落とし、1日の暑さと環境の変化に疲れ果ててあっという間に眠りについた。

子供が寝た後にようやくWi-Fi設定が取出来、夫と連絡が取れた。無事退院出来た三女の寝顔を見られたので、少し安心した。額の包帯が痛々しかったけど😖

 何だかワイルドなフィリピンでの生活は始まったばかりだ。ていうか何でフィリピンなんだったけ?😓普通にオーストラリアに行きたくね?いや、オーストラリアはもう手配するには遅すぎたんだ。

いやいや、これも何かの縁だろう。世界は広いし、この強烈な環境は子供達の経験の1つだから意味はあるはず!しかし何も今こんなワイルドな環境に自ら投じなくても良いではないかと1人ツッコミをしつつ、私は気を取り直し、明日の学校見学に備えてベッドに入った。翌日はまたさらなる試練が待ち構えていることは知らずに。