Ipadを使った授業

今日も朝からトライシクルを捕まえに出かける。幼稚園部のスタートは8時なので、7時半過ぎに家を出た。ラッシュアワーは済んだのか比較的道も空いているし、スムーズにトライシクルを捕まえられた。つい、毎朝のこのネタを書きたくなる。笑 

不思議なものでまだフィリピンに初めて来てから1週間も経っていないのに、最初はびびっていた粗野な?景色や、この排気ガスを吹き巻いて値段交渉して乗るトライシクルにも見慣れてきた。f:id:happywm:20160731002212j:image

そんなに言うほど、このドゥマゲテに関しては怖くはないし、ふっかけ方も可愛いもんだ。インドの方が余程えげつない。

今日は時間割を見ると、1時間目は体育とある。教室に向かったら誰もいない。先生に聞くとみんな体育館に集まっていた。体育をするのかと思い向かうと、全学年揃っているようだった。ここは全学年一緒に体育をするのか?!何だかよくわからないが、どうやら学年毎に座っているようだ。うちの2人も、それぞれ座った。先生が聖書を読み上げているようだった。f:id:happywm:20160731002902j:image幼稚園部から高校部まで全員が集まり、歌を歌う。讃美歌なのか校歌なのかはわからない。かなりざっくりだが、平和について語り、歌い、ピースサインをし合っていた。最後は各学年の生徒が順に、パンと水を受け取りアーメンを言って、牧師?先生?と儀式を一人一人駆け足で行っていた。f:id:happywm:20160731003921j:image

長いお話も続くので、やはり幼稚園部、小学校低学年部は、ザワザワして話を聞かないでみんな退屈そうにしている。立って歩き回ったりする子供が定期的に発生するので、先生が追っかけて捕まえて抱っこしているのも見た。我が家の次女は早速前に座る女の子の髪の毛を引っ張ってふざけて笑ったりしている。かたややっと今日から普通の授業に参加出来ると楽しみにしていた長女は、この延々と続くと思われる集会に、あからさまに退屈で嫌そうな顔をしている。私と目を合わせて、いい加減にしてくれと言ったサインを投げる💧知らんがな。

私はGrade1の担任の先生が近くに居たので彼を捕まえ立ち話をしつつ、一体何をやっているのかを聞いてみた。どうやら毎月1回、月末に全校集会があるようだ。キリスト教の教えと、平和について学び、全員が集まる日である。この後午後は、高校部の生徒に関しては交流会があるそうだ。学年を超えた友人作りの場を提供しているらしい。こちらの私立学校特有のものなのか聞いてみたところフィリピンでは、よくあるらしい。交流会を定期的に催しているそうだ。

やっとこの長い集会が終わり、2時間目以降の通常授業を受けるために各教室に戻った。次女の最大の関心はスナックタイムである。この日は姉妹ともにQuakerのクッキー、ミニ袋にした。f:id:happywm:20160731004514j:image

スナックタイムの始まり前に、必ず先生が手洗いに誘導する、その後スナックタイムとなる。f:id:happywm:20160731010128j:image

さて、一旦2人で幼稚園部のKinder2に入ると行っていた長女だが、Kinder2の先生にやっぱりお友達作りのためにもGrade2が良いんじゃない?先生に引き継ごうか?ついて行ってあげるよ?と声をかけてくれた。長女も自信がないからKinder2に入ると一旦言ったものの、明らかに幼い子供達と、ダンスをするのもプライドが邪魔をしているようではあった。そして夏休みから帰って日本に帰った時にフィリピンの事を伝えたいけど、幼稚園に入ったと皆に言うのは恥ずかしいと言うようなニュアンスの事を昨日言っていた。先生がこう言ってるけどどうする、またGrade2にいく?と聞いたら二つ返事で了承した。というわけで二転三転するが、長女は当初考えていたGrade2に参加する事に。私も緊張する長女と教室へ行った。しかし本当に、フィリピンの学校はフレキシブルだな。制限全くなしだ。

始まった授業は、Writingの授業であった。筆記体で自己紹介を書くレッスンだ。長女はかろうじてアルファベットの大文字小文字を知ってるくらいで筆記体は書けない。見よう見まねで書いている。

早速自慢の筆箱と、素敵な日本製のシャーペンや匂いのする消しゴムを出して使い始められ、長女は本望叶ったりだった。隣の女の子に文具について色々と話しかけられ嬉しそうだ。

Writingの授業の次は、Scienceの授業だった。まずはAnimalsについて、必要な物を3つ、皆に答えさせる。

1 Food

2 Water

3 Air

この3つが必須であるが、これに加えて欠かせない最も大事なことは、人間の赤ちゃんもそうであるように、きちんとお世話をすることである!Taking good care of! と先生。その後はFrog's lifecycleのお話をアニメーションで見る。卵を産み付けて孵化して行く様子を見た後は各自iPadを取り出し、先生が問題データをAir Dropでシェアする。またここでも長女は、単語を調べるために電子辞書を出したりしたら、クラスの子が物珍らしく集またってきた。長女はやっぱり嬉しそう。笑

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iPadのboardアプリを使用して問題のデータ内に子供達が回答を書き込んでいく。その後順番に先生が各自の席を回り、boardアプリの中の赤ペンで採点をして行くのだが、やたらと時間がかかりすぎである。普通にプリント配ってペンで丸つけをした方が余程早そうだ。iPadの意味あるんかいな。子供達の問題履歴がアプリ内に残りかさばらないのは良さそうだ。でもさっきの英語の授業はプリントだったし、アナログなんか、デジタルなんか、よくわからない。ここで私は途中でGrade2を抜け、Kinder2の次女を見に行く。外から覗くと次女は集中して授業に参加し、プリントが終わると率先して走って先生に持って行っている様子が見えた。私が覗いている事にすら気付きやしない。たいしたもんだ。

今日はお昼、隣のクラスにお子様を長期で通わせている日本人のお母さまと話す機会があった。去年夏休みに一旦語学学校に来られて、今回6月の一学期開始から1年間正規留学させるために、旦那さんを日本に残しこちらに来られているそうだ。皆こちらで出会う日本人は真剣だ。