学校見学で落ち込む その①

2日目の朝がやってきた。昨日買った、ジャポニカ米を鍋で炊き、ふりかけをかけて朝ごはん。後は凍らせておいたバナナ。昨日のスーパーでは、野菜もかなり品質が悪かったし、牛乳は変な味で食べるものがない。便秘も心配なのでたまたま見つけたジャパンブランド、ヤクルトを見つけたのを買ってあったので、飲ませた。ご飯も日本の米と違うから美味しくないと言う娘たちに、食べないと暑さで体力奪われるから食べなさい〜、と無理やり口に入れさせて、出発の準備をした。今日は朝からフィリピン人の家庭教師、チューターの先生と、学校巡りだ。あらかじめリストアップしていた現地の私立インターナショナルスクールの幼稚園が併設された小学校の4、5校を見学して受入先を探す予定。こればかりは、事前に確保する事は難しいようだ。この国は現場現金主義なため、実際にその場で受け入れてもらえて、学費を払い、学生ビザSSPの取得を同時にしてからようやく席確保となる。上手くいけば、その日からどうぞ〜♪なんて事もありえる。何事も前もってきっちり決めたりは文化的には難しいようだ。

まずは滞在先のコンドミニアムから徒歩で何とか行ける学校2校を覗いてみることにした。
長女は昨夜から楽しみにしていたようで、まだ見学だけで決めるのは後だよと話しているのに、リュックにノートと筆箱を用意し、水筒にお水いれて、用意をした。今日から自己紹介をして、そのまま授業を受けてみても良い?とワクワクである。
既に朝から炎天下の中、フィリピン人チューターの女性と私と、それぞれ手を繋ぎ、歩いて行ける距離のカソリック系の学校に向かった。

滞在先のコンドミニアムは綺麗で敷地内も整備され綺麗に整っているが、そこから一歩出ると砂利道を少し歩くと、ハイウエイ、国道にあたる。沢山のトライシクルや、ジプニーと言われる乗り合いトラック?が朝の通学時間には大混雑で通っており、道は砂利道でがたがた、排水も悪くありとあらゆる場所に水たまりというか、汚水が^^; 。匂いもするし野良犬が横たわっているし、通りにある店と店の隙間にある大勢の人混みを手を繋いでくぐり抜けて歩いていく。出発時のテンションから徐々に緊張モードになっていく娘たち。
程なくしてそのカソリック系の学校に辿り着いた。校舎の雰囲気を始めとし、校内は日本のそれとは全く違う。f:id:happywm:20160727003047j:image特に強烈なのがトイレだ。基本的にはトイレットペーパーはない。便座がないところも多い。ここは綺麗な方だと聞いていたが、日本のスタンダードからすると、まだフィリピンに到着して数日の私達にはお世辞でも綺麗とは思えなかった。日本の感覚からすると、この現地でお金持ちしか行かないと思われる私立インターナショナルスクールのトイレでこのレベルである。

カフェテリア、売店、あとは実際に授業中の2人の対象となるクラスも覗かせて貰った。f:id:happywm:20160727002913j:imagef:id:happywm:20160727003006j:image

 

f:id:happywm:20160727003504j:image
カソリック系なため、シスターが数多く居る。出会う生徒はみんなきちんと挨拶を教えられてるようで、我々ビジターに笑顔でGood morning visitors!と挨拶をしてくれる。とても礼儀正しく感じは良い。f:id:happywm:20160727002832j:image
事務局と校長室に行ってみた。担当者の英語がイマイチで詳細がわからない場合は、チューターがピサヤ語と言われる現地語で色々と助け舟を出してくれる。
時間割を見せてもらった。宗教関連の時間がある。朝のお祈りタイムもある模様。午前と午後の授業ではなく、幼稚園に合わせて長女も午前のみに参加しようと思っているが、午前に宗教関連の時間で時間を取られると実際の授業時間はいかほど残るのかなぁ。この学校はついでに8月途中に試験期間がある。他にはNutrition Dayと呼ばれる日のイベントデーがあるそう。食育みたいなもんだろうか。実際にはその日は午後はみんなで持ち寄りのお弁当を食べるだけよ、とのこと。さて朝出発してからまだ1時間も経っていない1校目の見学で色々と質問を進めていく途中から、何だか2人の雲行きが怪しくなってきた。特に長女の表情が暗い😨朝の出発の道歩きから段々テンションが下がってきていたのだろう。そして自分のこれから短期とはいえ通う学校がリアルに現実となりそうになってきたところで、こんな学校に行きたくないという気持ちと英語がわからないていう不安とのミックスだろうか。
今日からでも授業受けてくれても良いわよ♪と、学費の案内と共に、学校長の有難いお言葉を頂いたが、やんわり断り、とりあえずすぐ横の韓国資本の2校目の学校へ向かった。そこから長女が本格的な愚図り罵り始めた😱
ママ、私は絶対ここの学校には行かないからね!行かないたら行かない!入りたくない!もう嫌だ、帰りたい。歩きたくない、疲れたー!歩けない!と歩き方も気だるそうに、学校内で挨拶を受けてもふてぶてしい態度に変わっていった。日本語がわからなくても、あからさまに嫌そうな態度で失礼極まりない、でもどうしよう、まだ、2校目なのに(-。-;
今日のチューターも昼までの時間で支払いを予定しているしまだ途中、ここで終わるわけには行かない。
次女も疲れてきてもう帰りたぁ〜いと言っているが、長女のそれとは違う。次女はチューターが手を繋いでくれ、私はしがみついてなかなか動かない長女の対応をした。
2校目は、学校のテスト期間に重なる日が多いのと、イベントでお休みが続く8月を挟むため勿体無いから隣の学校にしといたら?本当はうちに来てほしいのは山々なんだけどねぇ〜!と、ファンキーな校長先生のおじちゃんからは、先程見学に行った学校を代わりに勧められた。笑
横でふてくされてる長女もいたので、細かい質問はほぼせずに、見学のお礼だけを告げて、次に行くことにした。ヤバイ長女を更にひき連れ回し予定通り残りの3校を駆け足で見学に連れて行った。

●中華系インターナショナル
ダウンタウンにあるので、送迎の前後で色々と時間がつぶせる。
同じアパートの日本人のお子さんも沢山通われていたため、候補にあったが、幼稚園部の空きがなかった。(お菓子でも持って事務員を口説けば入れてもらえる可能性ありかも、とフィリピーノを転がす裏口入学の手立ても教えてもらった。笑)

●大学併設の小学校
規模も大きくマンモス校。ビジター受け入れも可能だが、人数が多いだけに放置されそうな雰囲気。事務員も歓迎ムードもやる気もなし。幼稚園部からあるため、長女と次女のキャンパスが離れすぎ=私の送迎が大変
ここの事務所内で、退屈な2人が姉妹喧嘩を始め注目を浴びたため、質問もはしょって、予定していた最後の学校に移動した。ちなみにフィリピンでは、親に子供がたてついたりする事はまずないらしい。なので子供が親にふてぶてしい態度を取っているの見せるとギョッとされるらしい。
その②へ続く