マニラ空港職員の賄賂要求?

キッズスペースで遊んだ後は、ようやくマニラ空港からドゥマゲテ行きの飛行機に乗るため、荷物と共にチェックインに向かった。

関空での教訓を活かし、今回は堂々と優先搭乗させて貰うつもりだった。

たまたま私のステータスカードを見た空港職員が、フィリピン航空の担当者に繋いでくれ、さっさとチェックインは終わった。それだけに終わらず、ゲートまで荷物を持って、ついて来てくれた。

2人子連れ大変だろう?フィリピン初めて?ドゥマゲテには何しに行くの?

娘たちにも、ニコニコ笑顔で話しかける、自称マイコー(Michael)。難なくセキュリティチェックもマイコーのおかげでサクサクと終わり、君たちの荷物は僕が責任持って届けるから!と話してくれる。娘達も、ママ、マイコー、優しいお兄ちゃんだねと、嬉しそう。

フィリピン人は子供に優しいと聞いていたし、私は自身のステータスカードの威力をすっかり過信していた。またマニラでの緊張した一晩を超え気が緩み、加えて優先搭乗がうまく行った事から、すっかり子供達と共に緊張がほぐれ、ついつい彼が付いてくる事に何も疑問に思わなかった。(むしろI deserve itと思っていた(^^;;

最後のエレベーター内のドアが閉まった瞬間に、彼がちょっと払ってくれない?と、お金を要求するではないか。しかもマジな顔。この密室でそれ言って迫る??怖いわ。

 しかしながら私は両替は4000円しかしていなかったため、既に財布には殆どペソはなかった。エレベーターが止まりドアが開いたタイミングで、私はすかさずそれを伝えると、一緒にじゃあExchangeに行こうと言う(ー ー;)

一気に夢から覚めた私は、もうここでいいよ、ありがとう〜と、彼をまこうとした。その瞬間マイコーの顔からは先程までの笑顔はなくなり、舌打ちをしながら苦い表情に変わった。

親切なお兄ちゃんマイコーの様子が変わり、話の流れがわからない娘達は、急に私が彼と別れようとした事に少し違和感を覚えたようだった。私はこれから始まる子供達のフィリピン滞在のオープニングに、悪い印象を増やさないため、あえてこの大人の事情は話さない事にした。

 

やはり気を緩めてはいけなかった、マニラ空港での出来事であった。